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おむつに名前を印刷可能!携帯プリンター「ハンディプリンター」【2021】

〜✅2021年、追記・更新しました。〜

 面白そうなデジタル周辺機器をご紹介します。

今回は、本体を当てて印刷する「ハンディプリンター(Handy Printer)」のご紹介です。

 

 

ハンディプリンターとは

 最近では、スマホプリンターの種類が続々と増えてきています。

そんな中、プリンター繋がりで発見したのが、リコーハンディプリンターです。

Handy Printer本体を手に持ってスライドさせることにより、対象の紙に直接印刷を行うことができる製品です。これにより必要な箇所に必要な情報を印字できます。

 動画を見て度肝を抜かれました。画像やバーコード、QRコードに留まらず画像やイラストも印刷することができるため非常に使い勝手の良い製品だといえます。

デジタルに移行していない方(紙ベースで作業や仕事をよく行う方)には、特にオススメできます。
作成している書類や資料に一文を入れたい時にも重宝しますし。

印刷された資料によく手書きで情報を追加される方なんかも、これを使うことで追加情報もあらかじめ資料に含まれていたかのように使用することもできます。

プリンターの1つの未来形だと思います。

 動画は下記HPで見れます。

 

◾️サイズ・重さ

  4.6×12.1×8.1cmと手で持つとちょうど覆えるくらいのサイズです。幅が少しありますが、持ち運びにも問題ないサイズですね。

 重さは315giPad miniと同じくらいで軽いです🙂

製品のカラーバリュエーションは①Red②White③Blackの3カラーがあります。

 

◾️価格

  32000円〜38000円前後で販売されています(※2021.2/6時点)。

発売当時は50000円程度と手が出しにくい価格帯でしたが、それを考えるとかなり収まってきました。類似した製品は20000円代でも売られているので、そちらもオススメです👌

 

◾️インク交換

 RICOH インクカートリッジ HC01Kが対応しており、5000円程です。
一つのインクカートリッジでA4用紙320枚分程度印刷が可能です。

 フォントサイズ等によりますが、A4用紙1枚では「マイクロソフトのワード」で最大1800字といわれています。
つまり、1800×320=576000。

57万6000字の印字が可能となっています。
(※実際の使用では文字だけでなく、画像やQRコード・バーコードも含まれる上に、あくまで目安の計算で実際はもう少し少ないでしょう)

 使用には、社名や人物名、住所などのそれほど長くない文字を印字することが多くなるかと思われますので、1本のインクで結構長い期間使用することができますね。

 

◾️Handy Printerの長所

綺麗で読みやすい文字

 以下のような人にとっては本当に「救いの手」のような機能です。

  • 癖字の人
  • 丸字の人
  • 字を綺麗に書くのが苦手な人 

 癖字の人や丸字の人は自分の手帳への記入など自分用としては何の問題もありません。

ですが、他人に字を見せる時など、綺麗に名前を書かなければならない際に非常に困ります。

そういった時は皆さん集中して時間をかけて、なるべく丁寧な字を書くのではないでしょうか。私はそうです。

無地に文章をまっすぐ書くことも苦手なので、定規を下に置いて書いたりしています。

そうやって時間をかけて丁寧に書いた字も「汚い字」ではないのですが、「綺麗な字」といえません。努力に結果が伴わないのです。

また、書く相手の名前やメッセージなど文字数の多さもネックになってきます。

せっかくがんばって複数の文字を丁寧に書いても一字失敗するだけで残念な姿となります。

就活のエントリーシート等で経験されたことはないでしょうか。

 そのような時、この製品を使用すると、苦労せずに綺麗な氏名や住所を印刷できます。

丁寧に書くための時間も大幅に短縮でき、相手方にも綺麗な字で書いたものが渡せます。

字を綺麗に書ける人から見たら、この製品の内容と値段を示し合わせて「誰が買うのか」と思われるかもしれません。ですが、字を綺麗に書けないことは一つのコンプレックスです。

それで苦労している人も世の中にはおられます。
そういった人にとって、この製品は選択肢の一つになり得るものです。
ご祝儀や御香典といった冠婚葬祭にも重宝しますね。

 

 

書体(フォント)の使い分けが可能

 印刷する内容や使い道によって文字フォントの書体を変更することができる点が優秀です。

プライベートで使用するのかビジネスで使用するのかで使い分けをすることができます。
仮にもしこの製品が「ポップ調のかわいい文字フォント」しか印刷できない製品であったなら、この製品の魅力は半減してしまうことでしょう。
状況に応じて様々なフォントを使用できる点は大変助かります。

 ビジネス面では、資料送付の際に住所や氏名の印刷等もアプリケーションを使用して手軽に行うことができて便利です。
特にネットショップやオークションで多くの送付先をシール印刷している方なんかはシール用紙(ラベル用紙)を使用しなくてもよくなります🙂

 

QRコード・バーコード

 QRコードを好きな場所に印刷できる点も様々な活用ができます。

ラインのQRコードを名刺に印刷しておくこともできます。

招待状に記載する会場等をQRコードにして招待状に添えるのもオシャレに行うことができます。また、最近力が入れられているpaypay などのQRコード支払いの読み取りコードをポップ等の好きな位置に印字することができるのもこれからどんどん使用できる場面や機会が増えていくことでしょう。

 バーコードも印刷が可能です。

 

◾️Handy Printerの短所

 まずは専用アプリケーションがAndroidにしか対応していない点が最も残念です。iOSyやMac OSでも使いたいのに😭5月にWindowsに対応したアプリケーションが公開されるようなので、今後もしiOSに対応したアプリケーションが公開されたらぜひチェックしたいですが、発売前に公表していない点等を考慮すると、厳しいでしょうね😅

〜✅追記〜 2019年6月28日対応されました!お見それいたしました🙇‍♂️

Handy Printer by RICOH

Handy Printer by RICOH

  • Ricoh Co., Ltd.
  • ビジネス
  • 無料

apps.apple.com

 

 

印字できる領域

 一つは印字できる領域の問題です。
テキストは500字を限界とする1.35×59.4cm、画像は18.2×12.7cmのサイズが最大となっています。
本体が携帯型なので本体を持って印刷するため印刷領域の限界は必ずしも存在します。
この印刷領域以上の文字や画像を印刷したい場合は非常に困りますよね。
購入の際の大きなブレーキになっていると思います。

テキストの幅制限なんかはもう少しがんばれそうな気がしますし、画像印刷に関しては、サイズ制限がある上に、サイズの大きいものに関しては、Handy Printerを始点から右に動かして、行を変えて下に持っていき左に動かす、これを繰り返して往復する必要がでてきます。

その際に、動かす自分の腕次第で印刷のつなぎ目がズレたりしてしまいます。
これは本当に製品の弱点です。一行で印刷し終えるデザインだと何も問題ありません。

ですが、できあがる画像を認識させてすでに印刷が終わった部分は省くなどの印刷が重なる部分を製品が把握して自動で綺麗に繋いでくれるようになってほしいです。

 

カラー非対応

 最後は現状モノクロ印刷に限られカラーに対応していない点です。もしカラーに対応したら複数のカラーインクを搭載しなければならなくなってしまいますので、非常に難しい問題だと思いますが😅複数のインクを搭載すると大きさの調整も難しくなり、複数のインクの交換代がかかってしまうため現実的ではありませんね。ですが、せっかく画像の印刷ができるならカラー対応の製品もあればいいのになと欲が出た次第です👌製品の特徴紹介で画像も印刷できますと謳われているため、理想の形も挙げてしまいました😅

 

 

まとめ(追記あり

 最後少し残念な点の記述もありましたですが、画期的な製品で今後のさらなる改良にすごく期待しています。
画像の印刷に関しては思うところが多く改良してほしい点が多いですが、名前や住所、文章、QRコードの印字に関しては満足のいく製品となっています。
また、発売して2ヶ月後にiOSへの対応アプリが付け加えられた点も利便性を高めるための改良がされていて好感が持てました。

 

 

〜✅追記〜

 2019年6月29日のyahooニュースで「Handy Printer」が取り上げられている記事を見つけました。

@sinpenさんがHandy Printerの画期的な使用方法をツイッターで公開したという記事です。その使用方法というのが、保育所に持っていく持ち物の名前印刷オムツに名前を印刷するといったものです。
保育所には持ち物全てに名前を書いていく必要があり、乳幼児のオムツも例外ではなく、1日預けることを考えると毎日数枚のオムツに名前を書かないといけません。
その数、侮ることなかれ。その作業を見事に効率化されています。

 この製品から受けたイメージは、どうしても普通の紙での印刷をイメージしてしまいがちですが、オムツのようなデコボコした面の印刷ができる点に着目して新しい使い方を発見されています。目の付け所が素晴らしいです。

 

 

 

〜✅追記〜【2021年2月6日】

最近では、類似した製品(Selpic)が発売されており、安価な同型タイプやペンタイプが登場しています。

こちらのSelpic製品は単色ながら、カラーインクにも対応しているため、モノクロし仕様のハンディプリンターとは差別化がされています。

前述している通り、携帯性と軽量が特徴なのでフルカラーは実現が厳しいと思いますが、カラーインクが使用できることで新しい使い道が広がると思います。

 

 

 

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