デジタル Guide&Seek

Apple製品、周辺機器、ガジェットのレビューやアプリの活用法を紹介していきます。

ノートPCスタンド「MOFT」の辛口レビュー

ノートPCスタンド「MOFT」の辛口レビュー

本日の記事は、ノートPCスタンド「MOFT」を紹介します。

 

概要

 たくさんのガジェットブロガーやレビュアー、youtuberの方がおすすめによく挙げている製品でしたので、今更ながらレビューしていこうと思います。差別化をはかる意味もこめて、使用感は厳しめにチェックしていきます。

 

MOFT購入を考えた理由

 Macbook Pro排熱処理を考えたのが一番の理由でした。

 タッチバーの上部分を触ると少し熱を帯びていることに気づいたので、この部分を浮かすことができたらもっと効率よく排熱が行われるのではないかと考えたのです。選択肢は以下の3つでした。購入前に気になったレビューや感想を載せておきます。

 

Kick flip

・昔から売られていて評価が多いだけ

MacBookのデザインと合わない(若干チープ)

・滑る

・折り曲げ部分がパカパカなる

   

 

MOFT

・キーボード入力時に安定性がない

・柄仕様のMOFTは滑りやすい

・潰れる

・滑る

   
   
   
   

 

majextand

・貼り付けると外しにくい

・玄人の使い方は逆さに貼って角度を変える

・後ろに倒れる

・折れた

・重い

・価格が高い

   
   
   
   

 最初は不安要素が多くて購入を見送りました。ですが、やはり一度は自分で使ってみないと、もしすごく作業効率の上がる製品だったら大きな損失だと考え、今回Moftを購入しました。

 念のために言っておきますと、上記はレビュアーさんが言ってることであり、ガジェット紹介動画を見ていると、使い勝手はどれも良さそうです。

Kickflipはわかりやすいギミックで一瞬でスタンド化させられますし、majextandは金属を使用しているデザイン性と穴を複数開けて高い排熱処理性能という特徴を持っているため、これらのレビューが正しいとは一概には言えません。

今回多くのガジェット系YoutuberがノートPCスタンドを紹介していましたが、製品の構造を知ることができて、参考になったのは、Monograph/堀口英剛さんの動画でした。


MacBookの作業効率と目線を上げる!人気PCスタンド比較してみました。

  

使用感

 

視点

 確かに視点が上がって少し使いやすくなったような気がします。5cmほど視点が上がっただけなので違和感なく自然に使うことができます。 姿勢は確実に楽になります。それで作業が楽になったかといわれると、すぐに実感できるレベルではありません。

 視点が上がるので、画面を見やすくするためにMOFTを開いたあとに毎回ディスプレイの角度を少し大きく(倒して)しています。
少しなのでそれほど手間ではないですが、この操作が必要かどうかも個人差があると思います。 傾斜のあるキーボードを使っていない人は斜めになったキーボードに慣れるのに時間がかかります。ブ

ラインドタッチを未習得の人はキーが見やすくなり使いやすいと思います。

 

打鍵感(キーボード)

 肝心のキーボード入力時の安定性ですが、確かにレビューに多かった通り、安定性は完璧ではありません。 正確にはMoft自体は安定しているのです。背面に滑り止めも付いていてしっかりしています。

問題はMacBook側です。MacBookとデスクが接地している部分がカコカコ浮いてデスクに当たることがたまにあって気になります。

Amazonレビューでは両面テープでゴムの滑り止めパーツを前部分に接着している人もいました。 個人的にはそれ一つの正解だと思います。左右2箇所貼り付けて、安定性が増していて使い勝手が非常に良さそうでした。

ただ剥がした後のことを考えて、私はしません。
そのため、私は下にデスクマットを敷いて安定させようと思っています。

 

持ち運び(機能性)

 持ち運びに関しては、MOFTを取り付けたことで機能性が格段に上がりました。 MOFTを取り付けたことで、MacBookが重くなったとは感じませんでした。

 持ち運びというと大層ですが、MacBookをちょっと動かしたいな、とか、充電用のケーブル(USB Type C製品)を取り外す際にもう少し高さがあれば良いのにな、と思っていた不満点を綺麗に解消してくれる製品でした。

打鍵感で安定性の不満を書いていますが、机にMOFTを装着していないMacBookを置いていると平行に置いていると当然安定します。ですが、MacBookを持ち上げる際も両側から指を入れて掴むのも隙間が狭くて困難です。持ち上げずに手前に引き寄せると底面に傷がつく可能性もあります。充電用ケーブルを抜き差しする際は少し持ち上げないと取り外しにくいので、若干のストレスでした。

 これがMOFTを取り付けることにより、MOFTを開かずに使用している時に若干の厚みだけMacBookが浮いて、良い具合に充電ケーブルやUSBの取り外しがしやすくなりました。また、マックブックの両側に指をかけて持ち上げる際も指が入りやすくなったり、手前に引っ張っても、MacBookの底部分は擦れることはないので気軽に行うことができるようになりました。こういった細かい部分でのストレスを解消するためにMOFTを取り付けたわけではないのですが、嬉しい収穫でした。

 また、膝の上にPCを置いて使う際にすごく適しています。元から膝にのせて使用だと、安定感とは無縁なわけですが、視点も上がってゴム素材での滑り止めで安定感も加わります。これまでは膝の上にPCを置いて作業したことなかったですが、MOFTの商品説明に書いてあったので試してみると案外使いやすくて驚きました。

 機能性に関しては良いところが多いのですが、一つだけ失うものがありました。それはMOFTを取り付けて開いていない状態で、MacBookの蓋を開閉をする際に本体が浮いたり動いたりすることです。ゆっくり開けるとそれほど気になりませんが、少し勢いのある開け方をすると動きます。

これらはまだ良い方で、MOFTを展開した状態でのMacBookの開閉は倒れます。MOFTの展開はすぐにできるので、MacBookを開いてからMOFTを展開すれば大丈夫なのですが、MOFTを展開したまま使い続けたい人にとっては不便です。MacBookの開閉はMOFTをつけていない時の方が使いやすかったです。

 

開封

f:id:tket:20200711193530j:plain

MOFT開封

裏面はこのようになっています。

f:id:tket:20200711193622j:plain

開封するとこんな感じです。

f:id:tket:20200711193719j:plain


 MOFT本体の接着面です。黒い部分に貼ってあるテープを外して接着します。

付け直しも可能でした。下の灰色のブツブツした部分が滑り止めでMOFTを展開した時に机と接地する面となります。

f:id:tket:20200711193815j:plain

裏面はこうなっています。この面がMOFTを展開していない時に机に接地することになります・

f:id:tket:20200711194059j:plain

 

接着してみるとこんな感じです。
簡単に貼ることができましたが、貼る位置がMOFTを展開した時のバランスに関わってくるので、あまりにも不安定な場合は貼り直しましょう。

f:id:tket:20200711194213j:plain

 

総評

 

 これが作業効率アップに必須かといわれると、答えはノーでしょう。排熱処理に関しては、机にべったり接地していないため熱がこもらず、ないよりは効果があるのでしょうがまだ実感できるほどではありません。 

 辛口レビューとしていますが、製品自体が面白く、通常使用とMoft使用の切り替えが簡単に行うことができて、かつ高さも2段階調節できる、私は作業の効率的にはなくても困りませんが、上述の通り、機能性の面で買って良かったと思える製品でした。また、デザインもオシャレです。知らない人から見ても目を惹きますので、仕事相手の方から、それ何ですか?とよく聞かれて話の種になります。 金属パーツを使わずにここまで調和したデザインを保てる点は驚きました。厚みや重量も気になりませんし、興味のある方は一度購入してみてもコストパフォーマンスは悪くないと思います。

 一つ注意点があるとすれば、MOFT使用状態からMOFTなし状態にすると視点が下がって非常に作業しづらくなりますので、ご注意を。

 

🔽公式LINEで更新情報をお知らせしています。
友だち追加
プライバシーポリシー・お問い合わせ