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買い替え検討中の人へ!新型iPad Proの比較レビュー

買い替え検討中の人へ!新型iPad Proのレビュー

 

 iPad Pro一台持っているとできることが増えて便利ですよね。みなさん使ってますか?私も2018年1月に2017年モデルを初めて購入してから毎日使用しています。今回、iPad Proの2020年モデルを購入したため、その比較記事を紹介します。

 

 

概要

 当記事では、

iPad Proを購入しようか悩んでいる人

iPad Proを持っているが新型への買い替えを検討している人、

iPad Proの新型と型落ちのどちらを購入すべきか悩んでいる人

に対して、性能、操作性、画質、カメラ、音質、使用感等の比較により、買い替えや購入、現状維持を考える参考材料の提供と比較レビューを紹介します。

 

比較するiPad Pro

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 従来のiPad Proと新しく購入したiPad Proの性能を一部抜粋して記載します。

以下の文章、青文字の記載は第二世代赤文字の記載は第四世代となっています。

iPad Pro第二世代(2017)

サイズ:10.5インチ

フラッシュメモリ:64GB

カラー:(シルバー/ゴールド/スペースグレイ)

ディスプレイ:Retinaディスプレイ

バッテリー:最長10時間

チップ:Apple A10X Fusion

メインメモリ:4GB

インカメラ:700万画素

アウトカメラ:1200万画素

コネクタ:Lightningコネクタ

認証方法:Touch ID

充電アダプタ:12W

iPad Pro第四世代(2020)

サイズ:12.9インチ

フラッシュメモリ:256GB

カラー:(シルバー/スペースグレイ)

バッテリー:最長10時間

チップ:Apple A12Z Bionic

メインメモリ:6GB

インカメラ:700万画素(True Depthカメラ)

アウトカメラ:1200万画素(広角/超広角)

コネクタ:USBーCコネクタ

認証方法:Face ID

充電アダプタ:18W

 

・ディスプレイ、カラー

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デザインはiPad Pro第四世代の縁部分が四角を基調としているのに対して、iPad Pro第二世代の縁部分は丸みがあります。外枠だけでなく、ディスプレイ部分(映像が表示される部分もよく見ると、第二世代はRetinaディスプレイという四角の形のディスプレイを採用していて、第四世代はRequid Retinaディスプレイといった丸みのある四角形のディスプレイとなっています。 カラーバリエーションはiPad Pro第二世代が3種類と多いです。Appleゴールドカラーが好 きな方は第四世代にはないため注意が必要です。 サイズに関しては別記事でお勧めサイズを紹介しています。

 

・メモリ、チップ:ネットを見る上で大きな遅延があるか

 インターネットを行う上で、同じタイミングで同じウェブサイトを開いてみると時間差はなく、どちらも快適に使用することができました。

 アプリケーションを使う際も、第二世代のiPad Proもアプリが重くて落ちたことは数えるほどしかなかったため快適に使用することができます。

 そのため、iPad Proを主にネットサーフィンやゲームアプリで使用する場合は、第四世代モデルを購入しなくても高いパフォーマンスを得ることができます。 

 チップがA10とA12といった風に離れているため、性能の差が大きいかと思いベンチマークを検索してみました。ベンチマークを比べると第四世代が勝っていますが、そもそも第二世代も優秀ですので、負荷のかかる作業面で少し差が出る程度かと思います。

 

・カメラ:画質に大きな差が出ているか。

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iPad Pro カメラ比較

 結論を先にいうと、差は出ています。 カメラ機能は同じ1200万画素のアウトカメラですが、写真の性能は第四世代の方が綺麗な画像を撮影することができました。私は専門家ではありませんが、広角レンズの採用もさることながら、チップの性能差も影響しているようです。 iPad Pro第二世代の使用時にiPhoneのカメラ性能がどんどん上がっていき、もう少し性能が高いカメラが付いていて欲しかったと思いましたが、第四世代でかなり性能が見直されていると感じました。はっきり言うと、第二世代のカメラと第四世代のカメラは別物の性能です。依然として、iPhoneのカメラには及びませんが、商品撮影等も綺麗にこなすことができるような一台で自己完結する万能マシンに近づいていると思います。

 一方、ビデオ機能に関しては第二世代が引いて撮影することができないのが非常に使いづらいと思います。ビデオモードで開くと対象物に寄りすぎていてもう少し広い範囲を撮影したいような場合ですが、第四世代は画面を二本指でつまんで話すことで縮小されます。ですが、第二世代はそれができずに自分が歩いて下がって距離を確保するしかありません。画質よりもこういった部分での差が大きく使い勝手に影響を及ぼしています。

 

・認証:どっちが早く開けるか

 人により異なるかもしれませんが、私の結論はTouch IDです。

 第二世代は指紋認証でホームボタンを押して使用可能になります。 それに対して第四世代は電源ボタンを押してタップしてFace ID認証で使用可能になります。 認証後の起動画面への切り替わり自体は第四世代の方が少し早いような気がしますが、1秒にも満たない時間なので気になりません。むしろ、第四世代の方が行わなければならない動作が多いため、ここは私的には第二世代の方が使いやすいと思いました。

 コロナウィルスの流行でマスクの着用が求められたことにより、Face IDでマスク着用の顔認証を行うことができませんでした。その使い勝手の悪さから、iPad OSの更新でマスクを着用していてもFace IDで開くことができるようになりましたが、やはり手軽な指紋認証が恋しいです。 Face IDは確かに便利ですが、スワイプして起動させる必要があるのが少し煩わしく思いました。

〜🆕追記〜 EnterキーでFace ID開けました。こちらの方が手軽で便利です。

 角度的には、Magic Keyboardを装着して使用している場合は自然と顔の位置にカメラが向くため問題ありませんが、手で持って使用しているとFace IDを求められて時間のロスが出ることがあります。

 

・コネクタ、充電、バッテリー:どっちが使いやすいか

 第二世代のLightningコネクタと第四世代のUSB-Cコネクタのどちらが使いやすいかです。 結論を先に言うと、USBーCコネクタの方が使いやすいです。

 その一番の理由としては、対応するガジェット類の幅の広さです。 特にWindowsとの併用をする際に使うUSBメモリ等はUSB-AとUSB-Cの両変換機能がついたものも安価で売っています。 しかし、Lightningコネクタのものは殆どありません。 Webブラウジング等が目的であればそれでも構いませんが、ノートPCのような使い方やデータの移送を視野に入れている人はUSB-Cコネクタがお勧めです。特にSSDやSDカードメモリで容量を拡張する際にはUSBーCコネクタが重宝します。

 もう一つの理由としては、私が他にもApple製品を使用しており、仕事で最もよく使うのがMacbookであるためです。 Apple製品の充電端子は置くだけタイプを除くと主にLightningとUSB-Cに分かれます。 Apple製品は充電端子を統一することでスムーズな使用を行うことができます。 さらに、Apple製品の充電器は当然ながらW(ワット)数が異なります。 MacBookを使用している人はiPad Proよりも大きいW数の充電器を使用しています。

そのため、Macbookの充電器でiPad Pro第四世代をそのまま充電することで18Wの充電を行うことができます。 iPhoneの場合には、Lightningコネクタの5W充電器ですが、iPad Pro第二世代の充電器をメイン使用すれば、iPhoneiPad Proも常に最適な充電を行うことができます。

 ここで一つ重要な点があります。 それはiPad Pro第二世代はPD(Power Delivery)という急速充電に対応していない点です。 これは今回私が第四世代を購入した大きな理由の1つでもあります。第二世代のこの機能がない点には何度も泣かされてきました。はっきり言うと致命的です。寝る前に毎晩充電するような人には問題ありませんが、 PDに対応している第四世代の方が確実に使いやすいです。

 

・音質:Youtube再生比較

 iPad Proの第二世代と第四世代でYoutubeの動画再生を行い比較しました。後発の第四世代の方が綺麗に聞こえました。

 違いとしては、ボリューム幅が違っています。 文字では少しわかりにくいかと思いますが、両方ともボリュームを1つ上げてみると、大きくなる音量が違っているということです。 これは10.5インチと12.9インチの差というわけではなく、第二世代の音量幅が小さく第四世代の音量幅が大きいです。 また、音の明暗、メリハリがはっきり聞こえるのは、やはり第四世代でした。 念のため付け加えておくと第二世代の音質も何の問題もありません。 第二世代も第四世代と同様にiPad Proの上下に設置された4つのスピーカー穴からしっかりした音声を楽しむことができます。 あくまで比較再生した場合の話ですのでご注意ください。 私の中では以前レビューしたMacBook Proの内蔵スピーカーが感動モノでした。 iPad Pro第四世代の音質はそれに近付いている感じを受けました。

 余談ですが、画質に関しては差がありません。

 

Apple Pencil

 

第二世代と第四世代では対応しているApple Pencilが異なります。

今回は私はApple Pencilは未購入です。しかし、

・磁石でiPad Proにくっつき充電とペアリングが可能な点

・ペンモードと消しゴムモードを切り替えられるサイドボタン

が使いにくい訳がありません。 第二世代でのApple Pencilの充電方法はiPad Proに差し込むため非常に不格好です。さらに、充電中は置いておかないと端子部分が折れそうで充電しながらのiPad Proを使用することが難しく、良い点が全くありませんでした。その改良としてのマグネット機能です。この機能がiPad Proのkeyboardフォリオに影響を及ぼして破損の原因になっている可能性等も指摘されていましたが、原因は不明のままです。

 新しいApple Pencilはいずれの購入を検討しています。 イラストなどApple Pencilを多用する人は既に買い替えているかと思いますが、まだの人は絶対に第四世代対応のApple Pencilに買い換えるべきです。

 

・Magic Keyboard

 iPad Pro第四世代は目玉として2020年発売のMagic Keyboardに対応しています。 第四世代と同時購入しました。 ここでは簡単な感想に留めておきますが、総合的な使い勝手としてはかなり良いです。iPad ProがポストMacBookなんて言われるのもよくわかるような使い心地です。唯一、「重さ」と言う欠点は誰のレビューでも付き纏うと思いますが・・・。

 Magic Keyboardはまた別のレビュー記事でご紹介させてもらいます。

 

結論

 まとめとして簡単にですが、買い換えた方が良い人とまだ買い換えなくても良い人を分けておきますので、参考になれば幸いです。 

 

⭕️買い換えた方が良い人

カメラ機能を積極的に使いたい人

Apple pencilを多用する人

iPad ProをPCライクに使いたい人

動画撮影、編集したい人

Magic Keyboardを使ってみたい人

❌まだ買い換えなくても良い人

ネットサーフィンがメインの人

アプリ使用がメインの人(重くて落ちることがない場合)

PDなしのLightning端子充電にストレスを感じていない人

 

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