今回はオススメのマルチハブ7種類のご紹介と、
実際に購入したMacBook Proのマルチハブの使用感レビュー記事を公開します。
〜✅追記〜
2021年11月、記事を更新しました。
概要
M1 Macbook Pro(2021)が発売されて、Macbook ProにThunderbolt3以外の端子も搭載されるようになりました。
ですが、それ以前のMacBook Proにはthunderbolt3の端子のみ。
左右に2箇所ずつで、合計4つ搭載されています。
それ以外のUSB3.0の端子やHDMIの端子は備わっておらず、控えめに言っても不便です。
優秀なサポートデバイスにはTypeC端子以外のものも存在します。
せっかくの優秀なデバイスやツールがこのままでは使用することができません。
そのため、端子を拡張する必要性があります。
そこで登場するのがマルチハブです。
マルチハブとはMacのTypeC端子に接続して、他端子を追加できるガジェットになります。
このマルチハブですが、似たような製品が非常に多いです。
どれを購入していいのか迷うと思います。
かくいう私もなかなか決められませんでした。
今回は私が購入したマルチハブと、購入候補に上がったマルチハブをご紹介します。
thunderbolt 3とは
端子は「USB Type C」コネクタ(⬆︎上記画像)を用いており、データ通信や映像の出力、充電に長けています。厳密には語弊がありますが、わかりやすくいうと「USB Type Cの端子を用いているが、伝達方法が異なることにより、より多くのデータを速く処理したり充電したりできるもの」です。USB Type Cの端子なので上下左右が同じ形で、上や下を気にせずに差し込んで利用することが可能です。
もっと詳しく知りたい方は、下記「HANPEN BLOG」さんが非常にわかりやすく解説されていて勉強になります。
分かりづらいThunderbolt 3とUSB Type-Cの違いを詳しく解説
マルチハブの種類
MacBook ProのUSBハブは二種類。ケーブル型と一体型があります。 個人的には、頻繁に使うのであれば一体型が持ち運び、デザイン共に良いと思います。
ODOMY USB Type C ハブ 8in1のレビュー
購入したのは、ODOMYのUSB Type C 8in1です。
特徴としては一体型で5種類のポートを有している点。
特によく使うUSBポートが複数口あるのが優秀だと感じました。
PDにも対応しているため、MacBook Pro本体の端子が全部埋まっていてもPD充電が可能なのはさらに優秀。
高温での自動保護、逆電流保護、過電流保護、回路保護チップの四重保護も製品の特徴であり、周辺機器の寿命にも考慮されている点も評価が高かったです。
仕様
・USB A × 3ポート
・USB C × 2ポート
(1つはDATA、もう1つはthunderbolt 3の表記あり)
・4K HDMI ×1ポート
・SDカードリーダー
・Micro SDカードリーダー
対応しているMacBook Pro
MacBook Pro (13inch & 15 inch)がケースの表記で明言されています。
販売元にはMacBook Pro 2016、2017、2018とされていましたが、2019については、製造時期の問題で表記がされていなかったと思われます。
MacBook Proの設計が変更されたわけではないので使用できると思います。
(※責任は取れませんので悪しからず🙇♂️)
MacBook Air 2018 etcの表記もありました。
開封
外装はこのような感じになっています。
日本の製品ではないため、外箱の説明は全て英語で書かれています。
中は上下ケースで埃等の侵入を防いであります。
接続部は特に繊細なので重宝します。
背面はこんな感じです。背面は黒色に見えますが、これはゴム素材でできています。
これは滑り止めの機能と取り外しの際に金属が擦れて傷になるのを防止する目的で用いられています。
HDMIコネクタとUSB Aコネクタ×3です。
USB3.0の場合は5Gbps/sのデータ転送速度が出せます。USB 2.0も使用可能です。
HDMIコネクタは4Kに対応しており、最大3840×2160@30Hzの映像を出力することが可能です。
USB Cコネクタ ×2です。
左側はThunderbolt 3に対応しており40Gbps/sのデータ通信速度を達成しており、PD(最大100W)にも対応しています。
MacBook Proへの差し込み口はこのようになっています。
2本とも挿す必要があります。
SDカードリーダーとMicro SDカードリーダーです。
併用ではなく、上下に配置されていることにより同時使用が可能となっています。
これによりSDカードとMicroSDカード間でのデータ転送も可能となります。
サイズ・重さ
サイズは3.5cm×1.1cmとコンパクトなサイズです。
重さも81.6gと軽いので、持ち運びも簡単です。
デザイン
つや消しアルミニウムを使用することにより上品な色でMac製品と遜色のないアルミの感じを出しています。
私は、MacBook Pro(スペースグレイ)と合わせて使っていますが、下記画像のように違和感のない自然な一体感で使用できています。
価格
Amazonで4,390円(※2019.6/1時点)で購入しました。
このタイプの製品の価格帯はピンキリなのですが、
USB Aが3つ付いていて、HDMI、Thunderbolt 3対応しているものは大概5000円は超えるものが多かったです。
そのため、この価格帯でこれらを満たしているのはコストパフォーマンスの面からも優秀だと思います。また、レビューも高評価が多かったため、参考にしました。
性能
コンパクトでありながら多機能で満足のいく製品です。
3方向に分けてポートが設置されているため、複数のポートを使用しても隣のポートを邪魔することは殆どなく快適に使用することができます。
MacBook Proの右側でも左側でも接続可能です。
そのため、接続するデバイスによって左右を選ぶことができます。
右側に接続する際には構造上、ハブが少し上にはみ出ますが、
ほとんど気にならないと思います。
MacBook ProのPD充電(スリープ状態)を行ったところ、発熱はありませんでした。
しかし、起動中のMacBook Proにハブを長時間接続しっぱなしでいると、
ポートに何も繋いでいなくても発熱するため、気になる人は注意が必要だと思いました。
持てる程度の温度で火傷するほどの高温ではありませんが、必要のない時は外しておく方が良いでしょう。
製品の紹介には「アルミニウム合金カバーにより内臓チップ自身が放熱し冷却を行うことで作動する温度を38〜45度の範囲に抑えている」と書かれているため、過剰に反応する必要はないでしょう。全てを接続していても45度以下を保証しているため、逆にすごいのかもしれません。
コンパクトな製品で取り外しも簡単ですので使用する時に接続して、使用を終えたら取り外すのが望ましいと思います。
PD充電は充電器をMacBook Proに直挿ししているのと同様にしっかり行うことができました。HDMIも綺麗に映りました。
他の製品
今回、私が購入したのは上記製品でしたが、購入を検討している際に気になったものや悩んでいた製品を4点ばかり紹介します。
j5 create MacBook Pro専用マルチドック #JCD382
商品名にも「MacBook Pro専用」と書かれているだけあってThunderBolt3にも勿論対応しており、スムーズなデータ転送が行えます。
対応しているのは、
①SDカード
②microSDカード
③USB 2.0
④USB 3.0
⑤USB C
⑥ThunderBolt 3
⑦HDMI(4K)
最大40Gbps(Giga bits per second:転送速度の単位で、一秒間に109ビットのデータを転送できる) お値段はしっかりしますがレビュー評価も良いです。 この製品はAmazonレビューでは「持ち運びに適している」「パワーデリバリー対応が良い」 「色合いは少しドックの方が濃い」「周辺機器環境ががらりと変わる」「1つ持っておいて損はない」といった高評価が多いです。 MacBook Proを別の大きなディスプレイ等に表示して使用されている方が多いようで、その際にthunnderbolt 3対応の強みが発揮されるようです。
高機能高品質を求める人にはおすすめの製品です。
MacBook Pro対応 マルチハブ高品質アルミ仕様5in1
この製品の特徴は、まず価格です!安い。この値段で一体型、アルミ仕様。 MacBook Proグレイカラーだと多少違和感が出ますが、シルバーカラーだと違和感が殆どありません (※グレイカラーも取り扱われたため、そちらを購入すれば問題ありません)。普通にエクセルやワードのUSBデータ転送ならこれで十分と思われる性能です。
対応しているのは、
①SDカード
②micro SDカード
③USB A (2ポート)
④USB Type C
となっています。特徴としてはUSB3.0が2つ付いている点です。私が今回購入した製品を削って必要な機能を絞った感じです。さらにコストパフォーマンスを追い求める人にオススメの製品です。
次はケーブル型を見ていきましょう。
Type C to HDMI VGAハブ変換コネクター
用途がプロジェクタでの使用や別のディスプレイ表示と絞られているならスタイリッシュなこちらもありだと思います。 対応は①HDMI②VGAと少ないですが、高品質な映像を楽しむことができます。VGAはマルチハブの中でも省かれやすいため、多用される人は一つもっていても良いかもしれません。勿論4Kにも対応しています。
USB C ハブ Type C 6in1
有線接続のあるマルチハブは珍しいです。安定した回線環境で過ごしたい人にはうってつけの製品です。 特にBAFFALOの無線ルーターとApple製品は相性の悪い場合がありますので、検討する価値は十分にあると思います。
対応しているのは
①HDMI
②USB Type C
③USB Type C (PD)
④USB A(3ポート)
⑤有線LAN
となっています。 有線LANが目を引きますが、USB3.0が3つある点も様々なUSB製品を多用できて使い勝手が良いと思います。87WのPDに対応しています。デザインもスタイリッシュでこちらも違和感がありません。
belkin ハブドッキングステーション F4U092BTSGY-A
2020年5月の追記です。 オススメのハブ製品があったため編集してオススメします。
マルチハブの内容としては、
①HDMI
②USB-A(2ポート)
③SDカード
④USB-C
⑤有線LAN
となっています。特徴的なのは、Macと一体接続ではなく、数センチの有線を経た上での接続となる点です。これにより発熱の程度をある程度抑えることができます。Youtubeチャンネル「ワタナベカズマサ」さんでも紹介されていますが、非常に使い勝手が良さそうですので、次にマルチハブを買い換える際には、こちらの製品を参考にしようと思います。
Microsoft USB-C トラベル ハブ
(画像はマイクロソフトのWindows blogより保存、使用しました)
2020年5月26日発売予定の製品です。日本マイクロソフトから発売される製品ですので、上記の製品では不安がまだ残る方には、こちらの製品をお勧めします。
内容としては、
①USB-C
②USB-A
③アナログRGB
④有線LAN
⑤HDMI
となっています。参考価格は12000円と現状では高めの設定となっていますが、店頭に並ぶともう少し下がることになるでしょう。Microsoft製品ですのでサポートもしっかりしているでしょうし、価格動向をチェックしておくのも良いかもしれません。
いかがでしたか。MacBook Pro用のマルチハブはかなり種類が多く、似通ったものが多いため、自分に合う製品を決めるのが大変でした。こちらの記事が少しでも役に立てば幸いです。